2018年2月22日木曜日

統制

NHKの放送はPPV(ペイ・パー・ビュー)でなければならない
改めてそういった感を強く抱きました。連日、NHKから絶え間なくピョンチャン五輪の競技が放送されています。番組表は正にピョンチャン五輪一色という様相です。その一方、他のレギュラー番組は、単なる再放送を特別放送、アンコール放送と称した手抜き放送が続けられています。

恰も全ての視聴者がオリンピック競技の観戦を望んでいるかの如くの番組構成に違和感を禁じ得ないわけです。NHKの全てのチャンネル、番組の中で五輪関連の番組が占める割合と、全視聴者の中で五輪関連番組の視聴希望者が占める割合は相応していないのではないか、という印象です。

この、視聴者全員の総意、若しくはが視聴が義務であるかの如くの五輪関連番組の構成には、同調圧力と共に、異なった思想、言論を封じて統制社会へと向かわせる危うい空気の存在を意識させます。

オリンピックという多くの資源が投入されたコンテンツを否が応でも盛り上げざるを得ないメディアの立場が、挙国一致で国威の発揚を体現せんとする姿勢と重なって映ります。

特定の意に従ってのことか否かはともかく、メディアによる世論誘導、情宣活動というのはこういうものなんだろうなと。戦時の国家総動員法下、異論の封殺、言論の弾圧が行われた統制社会に蔓延していたであろう空気に通底する危うさを想起してしまいます。

メディアの専行による誘導、それに伴う全体主義的空気の醸成に歯止めをかけるためにも、NHKの受信制度へのPPV導入を強く求めます。

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