2017年9月4日月曜日

信用

ここまでユーザー視点が欠如している企業というのも珍しく備忘録として。

ザクッと言えばKDDIって間抜けなのか、ということです。いくつかのブランド企業活動していますから、本社なのか関連会社なのかは存じません。KDDIが運営するau WALLET ポイントと、KDDI、LUXA協業による通販サイトau WALLET Market powered by LUXAについての話です。

偶々、KDDIの株主優待券としてKDDI運営の物販サービス"au WALLET Market"で利用できるギフト券を譲り受けたわけです。利用するにはau WALLET Marketの会員登録をしてau IDを取得する必要がありました。auという名称が通信キャリア大手KDDIのブランド名であることは勿論存じているものの、該ブランドの通信回線は契約していませんでした。

そういった前提で、auという通信のブランドのアカウントなど作成できるのだろうか、ちょっと不思議でした。が、結果としてIDを取得できました。通常は契約者番号が初期IDになるようですが、未契約者は任意の英数字の組み合わせでIDを設定できました。

その後、食料品、家電等、それなりに物品の購入をしてきました。掲載商品数は少ないものの、まぁ、Yahoo、Amazon、楽天といったECサイトと同等に捉えていました。

で8月中旬の先日、"サービスリニューアルのお知らせ"を受信したわけですが、その中に
”回線の未契約者は8月末を目処に商品購入ができなくなります”
とありました...株主優待券まで配って大々的に始めたサービスを4ヶ月で打ち切るってマヌケなんでしょうか。計画性のなさというか、その短慮さに呆れています。

更に、なんだかよくわからなかったのですが商品購入に際し購入額に応じてWALLETポイントと称するポイントが蓄積されていきました。この名のポイントは以前耳にしており、auの通信料金に応じてポイントが貯まり、そのポイントを通信やその他サービスの料金に充当できる制度だったかと。ドコモ他のキャリアも採用している同じようなポイントシステムなんだろう、という覚えです。

これが回線未契約者のアカウントに貯まっていくのは不思議でしたが、WALLET Marketという形で物販サイトの拡充を始めたわけですから、ポイントの適用範囲も広げたんだろうと単純にそう思っていました。商品購入時にエラーが頻発した際、このエラーと併せて”回線未契約者ですがポイント使用できますか”とサイト運営者(au WALLET Market powered by LUXA)問い合わせていますが、”回線未契約者はポイント使用不可”との回答はありませんでした。

しかしながら、商品の購入に該WALLETポイントが使用できたことは一度もなく、こちらも”そのうちシステムが改善されていくのだろう”とポイントを使わないまま商品の購入を続けてきました。そこへこの度の"サービスリニューアルのお知らせ"です。マヌケであってもサービス運営側が”商品購入ができなくなります”とするならば従わざるを得ません。

エラーを解消してポイント消化、アカウント削除を進めるべく、ポイントが使えずエラー出ることについて再度問い合せをしました。エラーの際表示されたエラーコードをメールに明記してサイト運営者(au WALLET Market powered by LUXA)に送った処、
”そのエラーはKDDIお客さまセンターにお問い合わせ下さい”
とのこと。WALLETポイントの管理というかハンドリングはKDDIが行っているようです。問い合わせの結果は

”au回線の未契約者はポイントが使用できないため表示されるエラーです。”
とのこと...ボケナスか?ポイントが使えないことが不快にさせているのではなく、これまでの対応に苛立ちを感じさせます。そういう懸念があったからいちいち問い合わせをしたにも拘らずこの対応...
”回線の未契約者は使えないならその旨明示しとけ。”
というのが率直な思いです。そもそもポイントが利用できないアカウントにポイントを表示するシステムの仕様がおかしく、考慮が不十分です。購買意欲を煽る目的で、意図的に使えもしないポイントを表示して、問い合わせにも使えない旨を回答しないのであれば、景表法違反との指摘も免れない事案ではないでしょうか。

加えて、”2017年8月末を目途にサービスリニューアル”という告知に対し、8月28日に前倒ししてサービスリニューアルが実施され商品購入が不可となりました。通常の企業において、ここまで日程がアバウトな事例は経験がありません。確かに、予定が遅れることはありますが前倒しにすとは思いもよりませんでした。新環境は構築できているわけですから予定日時まで待つだけの話です。個人事業なのか?

ま、余程のっぴきならない事情がない限り、au回線の契約はしないだろう、という結論に落ち着きました。

最近、
YoutuberヒカルさんのVALU事件、いろんな方面に延焼中
といった話題がありましたが、通信業界の雄の利用者に対する姿勢がこの程度なら、さもありなんといったところでしょうか。

ついでに該サイトのエラーについて問い合わせた際の対応についても苦言を呈しておきます。

エラーが表示されて商品が購入できなかったことに対する回答です。背景付文が引用です。
いつもご利用ありがとうございます。au WALLET Market powered by LUXA カスタマーサポート担当の  と申します。
お問い合わせの件、ご購入が出来ない状況とのこと、大変ご不便をおかけしております。
恐れ入りますが、以下の方法をお試しいただけますでしょうか。
・一旦ログアウトし、ブラウザを閉じて、しばらく経ってから再度ログインする
しばらくって...抽象的すぎです。時間か、〇〇が☓☓になるまで等を明示するべきで指示が雑です。
・キャッシュ(履歴)を削除してから再度アクセスする
当該サイトのキャッシュのみを削除すれば十分ですがそれらを検索、抽出する必要があります。で、おそらくHDDに保存されている全てのキャッシュを削除することになろうかと。うっかり削除してしまうと、以前の履歴が必要になった時、履歴を追えず困ることになります。当該サイトの閲覧や商品購入操作は、PC利用のほんの一部に過ぎません。そこで起きた問題を解決するために他で必要になるかもしれない履歴を削除させるのも如何なものかと受け止めています。Yahoo、Amazonといった他のECサイトでは何ら問題なく商品購入ができていますから、あくまでau WALLET Market powered by LUXAのシステム側の問題でしょう。上記文からはそういった認識が欠けているように感じます。
・ご利用の端末を変更し、再度アクセスする
偶々、複数台のPCが利用できる環境ですがエラーが出たら離席して別のPCからアクセスしろと?試してみて解消されませんでしたが、購入者の側でそれを行わなければならないのも...該サイトからの商品購入にそれほどかかずらうほど暇じゃありません。購入者側からすれば、商品購入手続きなど他のECサイトと同様にサクッと終えて当然と捉えていますし。
・画面をリロードする
この程度のことを試すのは抵抗ありませんけど。
上記をお試しいただいても状況が改善されない場合、詳しくお調べさせていただきますので、大変お手数ではございますが、下記フォームに記載の上、本メールへご返信をお願いいたします。
上記文言が又イラッとさせるわけです。上述の操作を試してみて改善されない場合に始めて”詳しくお調べさせていただきます”て...上述の試行が詳しく調べるための条件になっているわけです。”エラーが出る?これを試したら調べてやるよ。”というのはECサイトの姿勢として疑問符をつけざるを得ません。
--------------ご返信フォーム-------------------
1.au WALLET Marketへアクセスした端末とその端末のバージョン(例:Android6.0.1、iOS 10.2.1)
2.利用アプリケーションおよびそのバージョンまたは種類
a.アプリ:アプリのバージョンを記載 (例:バージョン1.1.4)
b.ウェブ:利用ブラウザの種類(例:Internet Explorer、Google Chrome、Safari等)
上記「a~b」のうちから1つ選んでご記入ください:
a.バージョン/b.種類 をご記入ください:
この辺りは、商品購入ができないことに対し何故一々、と面倒に思いながらも記入すると思います。ただ、不具合の出る既知の事例を開示しておくべきです。

3.次のどの操作をした時にエラーが出ましたか。
a.カート画面から「購入手続きに進む」を押したとき
b.購入手続き(配送情報のご確認)画面で「次へ」を押したとき
c.購入手続き(決済方法のご確認)画面で「確認画面に進む」を押したとき
d.購入内容確認画面で「販売規約に同意して購入を確定する」を押したとき
e.その他
上記「a~e」のうちから1つ選んでご記入ください:
※「e.その他」の場合はどの画面でどの操作をしたときにエラーになったかできるだけ詳しくご記載ください。
ここまでも選択だけですから、記入に抵抗はありません。しかしながら、

4.エラーメッセージをできるだけ正確に記載してください。
5.エラーが発生した日時をできるだけ正確に記載してください。(例:6月1日11時30分頃)
6.エラーが発生した商品名をできるだけ正確に記載してください。(例:便利ハンガー 30ピンチ)
7.エラーが発生する直前の操作をできるだけ詳しくご記載ください。
(例:6000円以上で使える1500円ギフト券を利用し、auかんたん決済を選択して「確認画面に進む」を押したらエラーとなった)
できるだけ正確にできるだけ詳しくと尋ねてくるこれらの問は応える気を失せさせます。ECサイトにおける一般的な購入操作ではエラーが表示されて購入できないことなどユーザーは想定していません。購入したい商品があればカートに入れて支払い手続きを済ます、ただそれだけです。ここで例えばポイントを利用しようとしてエラーが表示されたならば、ポイントを使わず購入するか、購入を取りやめるかのいずれかの選択しかありません。上記4.〜7.の項目を控えておく気など毛頭ありません。4.〜7.を記載できるのは、エラーが出て購入できないことが明らかであるにも拘らず、それでも何とかして購入したい商品がある場合でしょうか。それほどに心動かされる、購買意欲を駆り立てられる商品など思いあたりませんし、そうであれば他のECサイトで購入します。

”エラーが出て購入できないから何とかしろ”、という要求にあれしろ、これしろとか、あれはどうだった、これはどうだったなどと詳細な説明を求めるECサイトのカスタマーサポートというのも、”使えねぇなぁ”と強く実感した次第です。

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