2017年5月30日火曜日

対岸

前のエントリ触れた組織犯罪処罰法改正案ですが、”冤罪が多少発生してもやむを得ない”的な意見をしばしば見聞にします。吉本興業 松本人志氏の
「いいんじゃないかな」
「冤罪もしょうがない」
発言などは典型的な例でしょう。

2017年5月27日土曜日

濫用

先般、衆院法務委員会において賛成多数で可決された組織犯罪処罰法改正案について少し記してみます。本改正案で「共謀罪」の構成要件を改めた「テロ等準備罪」が新設されることになるわけですが、このテロ等準備罪を巡って野党から激しい批判の声が上がっています。

その一方で、言葉通り大事に至る前の準備段階に目を向け”テロを未然に防ぐ”という趣旨に賛同する声も少なくないように見受けられます。

社会に大きな危害を与えるテロ行為、及び類する重大犯罪を、その準備段階から犯罪として社会の損失を防ぐ、という考えについては異論なく支持されているのではないでしょうか。

しかしながら、冤罪増加の恐れは勿論、該準備罪とは全く無関係の市民、団体が”疑いがある”という理由で捜査対象とされてしまう危うさは、野党のみならず有識者からも強い批判を招いています。

この批判の由来について少し考えてみると、それはやはり行政に対する不信感が根本なんだろう、という話に帰結するんじゃないかと。

真偽はさておき、ここ数日衆目を集めている

前文科次官「文書は存在」=「行政ゆがめられた」-加計学園問題で会見
といった報道も行政の公平性、信頼に関わる事案です。こういった歪められた行政の最たる場合が行政機関の一組織で強力な権限を有する検察、警察による冤罪であり、捜査の名の下に行われる人権侵害です。

これまで露見しただけでも一体どれだけの冤罪事件があったか。記憶を手繰るだけでも
松本サリン事件
足利事件
輪島事件
袴田事件
志布志事件
障害者郵便制度悪用事件
が思い起こされますし、痴漢冤罪事件は枚挙にに暇がありません。直近では
電車内の痴漢現場と冤罪と私
痴漢えん罪経験者~弁護士さんコメント全文書き起こし~
といったブログを目にしました。未だ痴漢冤罪をなくす有効な手立てはなく、冤罪撲滅に向かっているとはとても言い難い現状にあるとみています。行政は、今尚、冤罪の発生を放置しているかの如く有り様です。

これら冤罪は疑いもなく警察権や検察権の濫用による人権蹂躙に他ならないと考えています。で、冤罪による人権蹂躙が白日の下に晒された時、行政の最高責任者はこれまでその事実にどう向き合ってきたのでしょうか。寡聞にして存じませんが、黙殺といった印象です。最近良く耳にする、”任命権者は私だ。責任はある。”、が、何もしない、ということと同じなのか。

警察や検察はどうかというと、”捜査、取り調べは適法に行われた”、”上級庁と協議します。”、”判決を精査して今後の対応を検討します。”といった処でしょうか。官の無謬性が見事に現れているわけです。

この辺りの姿勢を鑑みれば警察権や検察権に代表される国権を、自らが濫用する危険を踏まえて自律的な行使に努めようとしているとはとても思えません。特に、”捜査、取り調べは適法に行われた”は、”だから冤罪が発生しても問題ない、やむを得ない”、を言外に示す文言であり、正に現状の肯定を意味します。

国権の濫用を省みることなく、冤罪撲滅に取り組むつもりがなければ、冤罪が繰り返されるのは自明です。

この環境下では、「テロ等準備罪」の新設が、国権の濫用による新たな冤罪の発生、不当な捜査件数増加の懸念材料になるとして反発を生むのも尤もなことかと思った次第です。

さて、衆院法務委員会その他で法案について、検察官から民進党衆院議員に転身した山尾志桜里氏が金田法相他を筆頭に厳しく追求されています。その激しい批判の姿勢を見るとですね、
その追求の根幹には自らの実体験があるのではないか?
つまり、ご自身の検察官時代そういった手練手管を目の当たりににしたか、或いは自身も関与したことがあったのでは、と邪推してしまいます。そうであるならば、花見か下見かとか、山でキノコを採る云々より自身の実例を開陳した方がよほど効果的かと考えます。

守秘義務がありますから決して口外されないでしょうけど...

ところで、上述の”だから冤罪が発生しても問題ない、やむを得ない”についてですが、別のエントリ思う処を少し記します。

2017年5月26日金曜日

修理3

充電不能なKindle Fire HD8を弄っていて、マイクロUSBコネクタ交換の準備を進めているわけですが、調べてみるとかなり細かなハンダ付け作業が必要なようです。

この老眼の眼で作業を無事終えることができるかどうか...

加えて交換用のマイクロUSBコネクタなんですが、これほど種類があるとは思いもよりませんでした。マイクロUSBコネクタのコネクタ部分は規格化されているので、てっきり容易に入手可能な汎用品が使用可能と思っていました。普段目にすることのない表面実装部分によって、おそらく製品毎にと言っていいほど非常に多岐に渡っていました。

国内の電子部品通販サイトでは見つけることはできていません。バッテリと同様に専用設計品なんでしょう。

取り敢えずKindleを分解、マイクロUSBコネクタを取り外して見ることにします。下写真は筐体から取り外した基板です。


元に復元できるのでしょうか。マイクロUSBコネクタはグラつきもせずしっかり基板に付いていました。内部の接触不良が原因かもしれません。

2017年5月25日木曜日

象徴

小学生の時始めて象徴天皇の語を耳にしたものの、以来ずっと意味する具体像が思い浮かばないまま今日に至っています。

なんだ、未だ明確に定義できてないということですか。参加者各人勝手に捉えているだけでした。驚いています。これじゃ、小学生が理解できないのも当たり前です。
私たちと「象徴天皇」 ~政府の有識者会議「最終報告」を受けて~
現行憲法で
 第一条天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
と定められている以上、象徴の意味は既に明確に定義済みと受け止めていました。法文が既にあって具体的内容が定まっていないというのも違和感を禁じ得ません。”こういうもの”という具体的内容が先ずあって、それを示す語として”象徴”を用いて法文を組み立てるのが通常ではないのでしょうか。

法文を作成して後から語を定義するって...後から都合よく意味する処、解釈を捻じ曲げられることに他なりません。それって肯定できることなのか?

少なくとも起草者には象徴の明確な定義があったはず、と考えます。起草者は一体どういった定義で象徴の語を用いたのか、当時の、そもそもの定義を踏まえない象徴について議論など地に足がついていない議論にも見え、そこにどれほどの意義があるのか疑問です。

結局何が明かになったのでしょうか。

2017年5月22日月曜日

不可

加計学園文書漏洩の報復、恫喝なのか、単なるゴシップなのか存じませんが、言葉が見つかりません。
前川喜平・文科前次官、出会い系バー報道。加計学園文書のリーク元と噂の人物に「官邸からのメッセージ」の声も
もう少し何とかならないものか。メディアも含め参加者皆失望させます。

全員この本を読んで学び直されたら如何でしょうか。

2017年5月21日日曜日

計策

どうにも理解に苦しむのですが...
【炎上】歌舞伎専門家が朝日新聞のインチキ偏向報道を暴露
異なる文脈でコメント引用 朝日新聞陳謝 新作歌舞伎の記事で関係者「絶望感味わった」
歌舞伎評論家のコメントを、本人の意に反した編集で流用された話です。該評論家は新作歌舞伎に批判的姿勢であるといった印象を抱かせます。

腑に落ちないのは捏造とも受け止められかねない編集の意図です。評論家の看板を盾に、新作歌舞伎に対する朝日新聞の評価を主張したいのか。新作歌舞伎を快く思わない第三者を朝日が代弁したのか。

或いは、記事中のもう一方の識者コメントとの対比を際立たせたかったのかもしれません。賛否の意見を併記することで、”多様な意見があり両者を掲載する朝日新聞は中立です”という自らの姿勢を読者に印象付けたかったのか。

であれば自らの中立性を偽装するため識者のコメントを捻じ曲げて悪用したことに他なりません。謝罪とか訂正より、その編集意図が気になるところです。

2017年5月20日土曜日

修理2

前のエントリに続けます。

Kindle Fire HD8互換バッテリをebay.comで見つけ注文したものの...届かないわけです。4/18に発注して4/27-5/17が到着予定でした。5/19になってそろそろ返金の申請を考え始めた頃、Tracking numberを追跡して見た処、川崎の税関保留の表示が。どうやら日本国内にはあるようですからもう少し待ってみます。

本日(5/22)バッテリが国際書留で到着しました。注文は米国ebay.comで、発送はおそらく中国、差出国はトルコ、で、到着は日本と....もう何が何だか...
で、バッテリーを交換、接続し、ディスプレイも接続して電源を入れてみたものの起動せず...こちらが勝手に充電済みバッテリーが届くものと思っていましたが、未充電だったようです。ACアダプタを接続するも全く変化なし。

引き続きマイクロUSBコネクタの交換へと進めます。まずは部品の入手から。


2017年5月16日火曜日

応力

比較のために日立系についての記憶を呼び起こしてみても、IBM産業スパイ事件程度しか思い出せません。おそらく、いくつかの談合事件があったような気がしますが。

で、東芝系なんですがやたらとネガティブな過去の事案が思い出されるわけです。この差が企業グループそのものに起因するのか、メディア対策の巧拙に依るのかは存じません。

思い出された事案をとりとめもなく挙げてみます。記憶を確かなものにするため、想起されたキーワードを元に検索はしました。

ここ最近の耳新しい粉飾決算、パワハラ疑惑、監査法人の変更、半導体事業の売却についてのウエスタンデジタルとの契約違反等については触れません。まぁ、よくも次から次へと独善というか傲慢な印象を抱かせる事案が露見するものだと、感嘆しています。

これまで蓄積された応力が東芝という枠の耐力を超え吹き出てきたということでしょうか。これまでの蓄積としては、
米国のFDCに関する訴訟
東芝機械ココム違反事件
RCサクセションの『カバーズ』はなぜ発売禁止になったのか
東芝クレーマー事件
消費者をを軽視したHD DVD撤退
【ITブラック】特許庁システムにまつわる黒い話が色々ヤバイ
(平成22年10月27日)株式会社東芝及び日本電気株式会社に対する課徴金の納付を命ずる審決について(旧郵政省発注の郵便番号自動読取区分機類の入札談合事件)
法令遵守、顧客満足についての意識が欠如していることが見て取れます。その集大成が今般の事案じゃないかと。これまでも予兆はあったし、そういう企業体質が是正されないまま今に至った、ということです。

例えば、東芝の株主総会で、米原発子会社ウエスチングハウス(WH)による原発サービス会社CB&Iストーン・アンド・ウエブスター(S&W)の買収に関し言い放たれた、
——当時の判断としては正しかった——
という文言はその証左です。上述の過ちが全く省みられていたとはとても言い難いわけです。過去を踏まえるならば、当時の判断は誤りだった、適切な判断を下すための材料が不足していたとの弁明が妥当な処ではないでしょうか。

2017年5月15日月曜日

軽重

民進党が支持されないワケを垣間見た気がします。

直近では、

「不倫メール」の元大使を叙勲 民進・緒方林太郎氏が国会で追及 岸田文雄外相は「過去にも懲戒処分受けた者を推薦」と反論
あたりでしょうか。これはこれで、15年前の下世話な話が蒸し返される形になっていて、叙勲の名を使った懲戒かも、と思わないではありませんが...
いずれにせよ、こんな程度の質問をする姿勢に器の小ささを実感するわけです。外交関係で追求を優先すべき事案は他にあるだろうと。

北朝鮮のミサイル発射は当然ですが、これは防衛や安全保障の委員会が質疑の場かもしれません。ただ、
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)新大統領は、前の日韓合意について「韓国国民の大多数は『慰安婦合意』を受け入れられない」と述べた
は明らかに外交に関する話です。まぁ、新大統領就任以前でも順守されていなかったわけですが。この合意の下、韓国政府によって設立された「和解・癒やし財団」に日本政府10億円拠出しました。それに対し、韓国側は何を履行したのか?。疑問符がつく上、更に合意は受け入れられないと。

合意事項を履行しない韓国の内政問題が第一義であるのは間違いありませんが、だからといって”先方が履行しないから”で済む話ではないと考えます。

果たしてあの合意は何について合意したのか、真に合意したのか、或いは単に”合意したこととする”ことを合意したのか、疑念は尽きません。安倍政権が外交成果を誇大にアピールする目的で”合意”の文言を用いたのでは、とも勘ぐれます。

国内メディアから見聞できる報道が事実であるとすれば、合意をした、及び合意事項を先方に履行させられない日本政府の責任というのも問われて然るべきではないでしょうか。日本政府は一方の当事者ですし、既に女性のためのアジア平和国民基金を設立していたにも拘らず、という過去を踏まえた上での合意ですから。

韓国側が合意事項を履行しない、できない理由、障害は日韓合意の何処に在るのか、そういった部分は詳らかにされなければならないと考えます。疑問の余地なく国益を毀損しています。あくまで国益を鑑みた上で政権に対し厳しい姿勢で臨む、それが野党の存在意義ではないでしょうか。

共謀罪関連で言葉尻を捕らえられる、閣僚の舌禍等、政権与党に属する政治家の言語能力が不十分であることは確かです。醜聞にも事欠きません。しかしながら、解明すべき問題には口を噤み、それを突いてどうする、それで事態は好転するのか、といった醜聞まがいの案件にはやたらと注力する、そんな場面をしばしば目にします。

まぁ、週刊誌の記者紛いに揚げ足取りこそ我が本分としてその座を固持するつもりなら致し方ない話です。責任の重さやダブルスタンダードに対する批判の勢いを考えればお気楽なのかもしれません。断じて支持拡大には繋がりませんけど。

2017年5月8日月曜日

修理

親族が使っていたAmazon Kindle Fireが壊れました。充電中に何度か落としたようです。充電不能になりました。いつまで経っても充電状態のインジゲータは赤色点灯で変化なし...Amazonのカスタマーサービスに連絡し、電源ボタン40秒押し、電源ボタンとボリュームダウンボタン同時押しで再起動、メンテナンスモード起動を試みるも起動しませんでした。

結局、代替品として後継のKindle Fireを手配し手元には充電できないAmazon Kindle Fire HD8が残されました。

で、廃棄するのも如何なものかと考え、分解修理に着手しました。Amazonには修理対応もありませんし。当該機種について、海外のサイト、YouTubeには分解、部品交換の様子がアップされていますが、日本語のサイトは見つかりませんでした。

備忘録として一部写真と共に記しておきます。
参照サイト
Amazon Fire HD 8 Battery Replacement
該サイトによってkindle本体からスクリーンパネルを取り外すには、ドライヤーで温めてこじ開けることを知りました。感謝致します。下はこじ開けツールでこじ開けた写真です。



今の処、何度か落として充電できなくなったということですから、充電ケーブルを抜き差しするマイクロUSBコネクタに過度に力が加わって接触不良になったんじゃないかと推測しています。ただ、検索してみるとバッテリの経年劣化で充電できなくなったという場合もあるようです。

取りあえずKindle Fire HD8向けバッテリを入手、交換して起動、充電できるかを調べてみようかと。(バッテリはコネクタの抜き差しで交換可能です。ところが、マイクロUSBコネクタの交換となるとハンダ付け作業が必要となるため更に手間がかかります。作業が容易な部分から手を付けようということです。)

現在海外からバッテリの到着を待っているところです。

修理2

2017年5月7日日曜日

立憲

公共の場における化粧について冗長に書き連ねた結果、思考が発散した状態で立ち止まったままでいます。一旦離れて、旬の話題に触れます。

毎年、憲法記念日前後になると護憲、改憲と喧しいわけです。お約束なんでしょうが、今年は護憲のトーンがやや低めに報じられているような印象を抱きました。安倍政権の憲法改正発言を忖度して、何らかの力が働いているのでしょうか。或いは、護憲勢力がへなちょこ過ぎるのか。特に民進...
憲法改正2020年「施行」目指す 安倍首相、読売インタビューで明言
こういった報道を見聞すると、その度に立憲国家としてこれまで憲法を尊重、遵守してきたのかと疑問の念が去来します。象徴、基本的人権、武力、義務教育、文化的な最低限度の生活...定義の曖昧さが常に付き纏います。

GHQの押し付けとか、時代にそぐわないという論を否定する意図はありませんが、守ってこそ、守る努力を払ってこそ憲法にその存在意義が認められるわけです。

憲法は守られてきたのか、守るということはどういうことか、そういった部分をおざなりにしたまま護憲とか改憲が声高に叫ばれても言葉弄りの感を拭えません。

いくらご立派な憲法が制定されても、解釈で合憲としたり、違憲の放置が容認される国家では、護憲、改憲の声は空虚に響きます。意義を見出だせません。それは無憲国家です。

2017年1月15日日曜日

化粧(3)

前のエントリに続けます。

では、何が前記社会通念を墨書せしめているか、社会的圧力の由来は何かについて思料してみますと、おそらく同調を求める空気とか旧来からの強固な価値観ということになるわけです。ただ、更にそれらの根底には消費の煽動者が潜んでいるのではないか、と見立てています。

土用の鰻、バレンタインデーのチョコレート、デ・ビアスが先導した婚約指輪の相場、恵方巻にクリスマス、昨今ではハロウィンと、実はそういった販促イベントに通底する商業主義が社会的圧力を保つ原動力になっている、ということです。

今、化粧品メーカを核にその周辺も含めた化粧品関連産業を考慮すれば、該メーカと共に原材料を供給する化成品製造、商社、問屋、小売、通販等の販売、物流、更に広告宣伝を担うメディアと、その産業は多岐にわたります。化粧品のみの専業ではないとしても、その従事者も膨大です。昨今はコンビニ、ドラッグストア、100円均一でも品揃えがありますから。(化粧品業界の市場規模:約2兆円

ここに化粧品を利用する職業である美容(市場規模:約1.5兆円)、エステティックサロン(市場規模:約0.35兆円)、ブライダル、専門学校を加えれば化粧品関連全体の市場は大凡4兆円程度となります。

これは例えばチョコレートを含むお菓子の市場規模約3.3兆円を上回る額です。0.1兆円にも満たない鰻の蒲焼、推計0.054兆円の恵方巻きとは桁が違います。

上記状況を鑑みれば、”社会人女性にとって化粧は必ずしも義務ではない”、”女性が活躍できる社会においては化粧よりも仕事と家庭の両立こそが優先事項である、といった考えが社会に広く浸透してしまうと、化粧に関わる職域に属する人々にとって不都合が生じるであろうことは容易に想定できます。

実際、他人だから(どうでもいい)という理由も含めて、女性がノーメイクであっても構わないという立場から、
——ノーメイクで家を出たからといって、電車内で行わなければならないほどの必要性は化粧には認められない——
という理由で電車内の化粧はすべきではない、との意見も見かけます。しかしながら、該意見を支持する声はそれほど多くはなく、必ずしも明示的ではなくとも、「化粧は社会人女性に必要不可欠なマナー」という観念を前提としての電車内の化粧批判が大勢を占めているといった印象を拭えません。

(但し、自らの利益に関わる既得権の維持を目論む側は、声が大きくなりがちです。”女性に化粧は不可欠”であることの正当性を強く訴えなければなりませんから。一方、この観念を支持しない側は、化粧が義務ではないことを主張したとしても特段得るものはなく、あえて声を上げる動機がありません。いわゆる、サイレントマジョリティの状態ではなかろうかと。つまり、”化粧は女性の義務”との考えは真に社会の主流だろうか、という疑念は解消できないでいます。)

ただ、ここで少し視点をずらし、電車内でノーメイクの女性と乗り合わせた場合を想定してみます。こういった状況において、該女性が化粧していないことでマナー違反、社会人失格と指弾された事案、この事案に対し賛否の炎上があった例がこれまであったでしょうか。ちょっと思いあたりません。女性がノーメイクで電車に乗車していたとしても、車内で化粧さえしなければ、他人事と片付けられ話題にすらならないのが実の処ではないかと。確固たるマナーとして女性の化粧が認知されているならば、”電車内にノーメイクの女がいた”という炎上例があってもいいはずです。車内のノーメイクの女性を指して社会人失格などとあげつらうのは、これはこれで一体何様?、人として頭大丈夫か、といった思いが頭をもたげてきます。

つまり、電車内で化粧すること自体がマナー違反、女性社会人として失格であって「化粧は社会人女性の義務。人前にノーメイクで出るのはマナー違反。」ではない、ということです。”化粧は女性の義務”云々は、電車内の化粧を批判する理由には全く当らない、切り離されるべきと考えます。

2017年1月13日金曜日

難癖

他山の石ということなんですが、迷惑です。LINE株式会社に苦情メールを入れるべきでしょうか。

先日受信したメールを引用します。
LINE安全認証お客様のLINEアカウントに異常ログインされたことがありました。お客様のアカウントの安全のために 、ウェブページで検証してお願いします。
こちらのURLをクリックしてください。安全認証http://(line.meに似たURL)
三菱東京UFJ銀行の場合と同じく、LINEのアカウントを持っていようがいまいがお構いなしに上記メールを送っているのでしょうか。異常ログインって...自分のIDもパスワードもありませんが...いや、もしかしたら、LINE株式会社が勝手につくったのかも。

”本人の同意なしに、勝手にアカウントが作成されている。一体御社のユーザ管理はどうなっているんだ?”と、LINE株式会社に筋違いの苦情メールを送ってみるべきかもしれません。

ここのところ、ネット関連のセキュリティ事案をよく見聞します。上記LINE安全認証メールの他、
LINEで電話番号を聞いてくるヤツは犯罪者だと思ってよい
だったり、
フィッシング詐欺の狙いや仕掛けがますます高度化して危険になっているようです
マイクロソフトのOfficeに絡めてきたり、 
アダルトサイト閲覧者に不正請求 被害10億円か
といった話も。実際の処、自分が登録しているサービスの運営会社から異常ログインだの不正侵入云々の警告メールが届き、ログインとパスワード変更を促された時、疑って一呼吸置く自信はありません。反射的に指示されたURLをクリックしてしまいそうです。

いつまでもGoogleの迷惑メールフィルタリング機能ばかりに頼っているわけにはいかない話です。とりあえず、メール本文からのリンク機能無効化程度しか思いつきませんが、これはこれで不便ですし...

メール本文中のリンクをクリックすることにあまりに馴れてしまっています。それを指してリテラシが低いと言われても困ってしまいます。自身が登録している常用のサイトから”リンクを埋め込んだメール”が届いた時、都度難癖をつけ続けるのも一策かもしれません。