2016年1月16日土曜日

風土

幾度となく口にしているオムライスですが、中区千代田辺りで食べていてふと気づいたことがあります。

オムライスの標準的な構成は、チキンライスと称されることもあるケチャップで味付けした、炒飯?焼き飯?炒めピラフ?を玉子焼きで包み、その上にケチャップだったりトマトソースが添えられた形かと。玉子焼きは薄焼玉子だったり、たっぷりの玉子を使用して内部を半熟で仕上げた、トロトロなどと形容される厚めの玉子焼きだったりします。プレーンオムレツをそのままケチャップライス載せた後、切り開いて半熟面を表に露出させた様態を見かけることもあります。

冒頭の店は御飯がケチャップライスではなかったわけです。ウスターソースをベースに味付けされたライスでした。添えられたソースはドゥミグラスソースで、思ったよりあっさりした食味ではありました。途中、くどさを感じることもなく食べ進めることができました。

まぶされたソースが、ドゥミグラスソース、ビーフシチュー、ハヤシソースというのは特段珍しくはありません。ただ、ウスターソースやそれに類した味付けのライスというものがちょっと記憶にないのです。店は失念していますが、ガーリックライスの事例は朧気に覚えがあります。愛知県外だったかも...

で、近傍にあるもう一店の洋食屋でかつてオムライスを食べた時も非ケチャップ味でした。やはりウスターソース味だったか、ハヤシライス味だったかと。

以前のエントリで、名古屋近郊に特有と思しき天とじ丼について記しましたが、オムライスのライス部分にも名古屋特有の味付けがあるのだろうか、そんな思いが去来した次第です。

現時点では中区千代田限定の地域食ということになります。

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