いずれ記そうとメモを残していたのですが、正にこのような好機が訪れるとは思いもよりませんでした。
クレーマー「アサリに砂が入ってる!」→販売した店が異物混入で訴えられる事が発覚する・・・:ハムスター速報しばしば、食材を求めて成城石井を訪れています。三河湾産が知られた、おそらく、愛知県特有の食材かもしれませんが大アサリを購入した時の話です。
大アサリは既に開いてあり、直ぐに網で焼ける状態に加工してありました。自宅に戻り焼こうとスチロールのトレイを覆っているラップを剥がそうとしたときです。
産地、加工年月日、消費期限、数量、価格などが表示されたラベルに、
――洗ってからお召し上がりください――だったか、
――洗ってから調理してください――といった旨の記述に気付きました。
”洗って?”大アサリは十分に加熱調理しないと手痛い事態に陥ることがあるのは存じていましたが...
これまで聞いたことはなかったものの、鮮度が好ければ洗って生食できるのかな、といった思いが頭を過り購入した店舗に確認してみました。
私:先ほど購入した大アサリに”洗って”との表示があるのですが、洗えば生食でも大丈夫ということですか?
店舗: いえ、加熱調理してください。”洗って”の表示は以前お客様から”砂が入っている”とクレームがあったものですから....ちゃんと砂抜きを行っているのですが、不十分だったことがあったようです。
私:??大アサリに”砂が入っている”と苦情?
殻から身を取り出して洗う?
おまけに、それを表示するか?
冷静に理解できるまで若干の時間を要しました。
もはや、言いがかりに近いものを感じたわけです。まぁ、線引きに曖昧な部分があって、消費者が不満を抱けば販売者側が叩かれるということなんでしょうが...
この延長で、
むき牡蠣を購入したら殻の破片が...
魚には鱗や骨が...
鰹、鯖には寄生虫が...
カニにはカニヒルが...
イカには肝が...
鮎や秋刀魚にはワタが...
キャベツやレタスには虫が...
リンゴには芯が...
ミカンには皮が...
イチゴにはヘタが...
枝豆には鞘が...
米には糠が...
レバーには血が...
焼き鳥には串が...
チョコレートにはアルミ箔が...
購入した包丁で怪我をした...も苦情へと変貌していくのでしょうか。ある意味窮屈で恐ろしい社会だなぁと。強力な殺虫、殺菌剤で処理して跡形もなくペースト状にしますか。
有形(ハード)無形(ソフト、コンテンツ、知識)を問わず、入手した事物に不具合があった時、更には気に入らなかった時ですら、自らの無知、浅慮を顧みず自分以外に責任を転嫁する、何とはなしにそういった風潮が強まっているかに感じます。
上記事例は、需給バランスの偏りによるモノ余り(=デフレ)が、社会の劣化を招いて愚劣で身勝手な主張を生み出してしまった典型ではないかと。
残念な社会の有り様だなぁと思いながらも、こういった非常識、無知を武器にした攻撃に対処する術が未だ見当たらないわけです。
今後、どう転がっていくのか気になる処です。
成城石井で遭遇した心に残る出来事ははまだ幾つかあります。機会があれば又いずれ...
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