2014年12月23日火曜日

懐旧

俳優菅原文太の訃報を耳にし脳裏を過ぎりました。

三十年以上昔です。東京吉祥寺の東映系映画館で”仁義なき戦い”を観ました。全シリーズをオールナイトで上映する企画でした。勿論再演です。

入場時並んだ記憶があり客席はほぼ満席だったかと。場内はある意味異様な雰囲気でした。危なっかしい客層だったのでしょうか。

まず、”仁義なき戦い”のタイトルが映し出されて拍手。観客全員ではありませんでしたが、それなりの一体感がある程度には...

で、オープニングクレジット中、出演”菅原文太”で再度拍手。一部掛け声も。”文ちゃ〜〜ん”だったか。

本編上映中は比較的静かでした。二列ほど斜め前の観客はサントリーの焼酎樹氷をラッパ飲み。場内の所々には赤橙色の灯が点々々と。煙草の紫煙がゆらゆらと立ち込めています。

エンディングクレジットの”菅原文太”で再度拍手です。結局、三、四作目で抗争場面が食傷気味になって寝てました。

ただ、一作目、二作目の躍動感と非日常的な場内の妙な高揚感は未だ印象に残っています。

当時、出演者にその後著名となった俳優の名が連なっていることに驚愕したのも大昔。改めて、時代の変化をまざまざと実感しました。

ええ、単なる懐かしい思い出です。

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