2013年7月15日月曜日

緩和

前の衆院選から今参院選にわたり、一票の格差、定数削減、憲法改正といった問題が選挙の争点の一つとなっているためでしょうか、ここの所、選挙制度、特にマイナス投票や白票についての記事をよく目します。
選挙に行ってきました

参院選迫る:投票したい人がいないから棄権、抗議の白票はイカン

マイナス票を導入すべきというご意見を頂いていますが ...

(上のリンクには千葉市長からの
――大抵良い結果にならないんですよね、       
経験則的に。――
とのツィートがあるのですが、その結果や経験をもう少し具体的に開示して頂けたら、と思っています。)


勿論、今参院選で初めて注目されたわけではありません。以前からも投票の方式については有識者の提言があります。

「是認投票」という知恵 - 土居丈朗

私自身も昨年、無責任に書いていますが、便乗し更に無責任に輪を掛けて記します。

巷間、一票の格差是正と合わせて議員定数の削減が叫ばれています。私もこれまで削減支持の方向でした。

今、直ちに削減支持を翻すわけではありませんが、むしろ議員の大幅な増員は一つの提案としてあり得ないだろうかと思っています。

例えば、現行の千倍とか一万倍といったような、言わば次元の違う議員緩和です。但し、権限や経費の総枠は現行のまま固定とします。例えば、宿舎が不足ならば脱法ハウスにでもお住い頂くとして...

これまででも、決められなかった政治にますます拍車がかかり、混沌とした状態に陥るかもしれません。

一方、各議員が従来と同程度の生産性を上げれば国富は千倍、一万倍に向上し、逆に既存議員の生産性が実は国益にマイナスならば千倍、一万倍と国富は失われてしまいます。

ただ、こういった混沌状態が続けば、そこから合理的な判断を行う材料を見出し、意思決定を行う手法が確立されるかもしれません。

魑魅魍魎が跋扈する中、流行りのビッグデータ(混沌)の解析による最適な意思決定手法の発見は、将来到来するかもしれない真の意味でのネット選挙、更には、国民投票を基にした直接民主主義実現の有用なツールになると考えます。

それでも混沌状態から抜け出せない、社会の今後に展望が期待できないならば...

更なる緩和を行うのみです。

その過程で、民主主義の欠陥である、民意という自律性に欠ける、責任が極めて曖昧な強権の暴走、問題先送り、即ち、後世への責任のつけ廻しが顕になり、これを解決する処方箋が見出されることを願います。